NHAの使い方 -問題行動の中に、子どもの良さを見る

NHAの使い方 -問題行動の中に、子どもの良さを見る

お箸セットを、学校に忘れてきた娘。
今年度、何回目?

あっけらかんと、「あ、忘れてきた!」と言います。

さて、こういう時、皆さんはどうしますか?
*学校へ取りに行かせる。
*次に忘れたら、自分で取りに行くんだよ、と約束する。
*次に忘れたら、◯◯させないからね、みたいなことを言う。
*なぜ忘れると困るか、教える。
*ほおっておく。
色々できますねえ。
では、NHAでは?
今回、私はNHAを使い、こんな風に娘に関わりました。
まず、なぜ忘れるのか分からなかったので、聞いてみました。意見せず、否定せず、アドバイスせず、ただ聞いてみました。(これはNHAではありません。ただ聴く。)
すると、
・忘れないように気をつけている。
・給食の後、すぐにランドセルに入れればいいと考えて、やってみたけれど、それも忘れてしまう。
・さようならの挨拶の時、机を整頓した時、視界に入ったから、その時は忘れなかった。

と、色々分かりました。

さあ!そこで、NHAです!

「忘れないように、気をつけているんだね。自分がどうしたらいいか、意識できているね。」
「自分なりに忘れない方法を考えたんだね。そして、試したんだね。工夫する力、すぐに実行する力があるね。」
「忘れたことをごまかさなかったね。正直だね。」
「忘れたことを言わずに、明日、その箸を使うこともできたけど、ちゃんと言えたね。同じ箸を次の日も使ったら、お腹壊しちゃうかもしれないよね。自分の体を大切にできているね。」

と、娘が実際にやったことを承認しました。

そして、
「でも、箸は忘れません。」

と明確にラインを引きました。

さらに、
「忘れないように、できることはあるかな?」
と、話し合ってみました。
ここでは、「忘れないためにどうしたらいいか、考えてみようか?もし必要なら手伝うよ。」と、
考えるかどうか娘自身に選択権を委ねることもできます。
NHAに正解はありません。
第1、第2、第3の宣言に沿って、考え、関わります。
今回の場合、これ以降も、箸を持ち帰ったことを承認しています。
その内、承認するのを忘れちゃう日が来ると思いますが^^;覚えている限り、承認しようと思います。
でも、今のところ忘れていない私には、継続力があるなあ(^ ^)
と、自分にも承認。うん、がんばってる!

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