子どもへの関わり方 -NHAは、どう違うの?
子どもへの関わり方の違いをご紹介します
子どもへの関わり方。
NHAは、他の方法とどう違うの?
色々ありますが、一番大きな違い・・・。
ズバリ、方法です!
NHAでは、通常と全く反対のタイミングで人にかかわります。
例えば・・・、
私の娘が年長さんの頃の話です。
娘は、魚があまり好きではありません。(今でも(^^;))
そして、食卓の上のおかずを見ると、魚でなくても、
「えーっ!今日のおかずいやー!」
とか、
「これ、おいしそうじゃない!」
などと文句を言うことがよくあります。
さて、みなさんならどう反応しますか?
私がとりたくなる反応は、こんな感じ。
「出されたものに、文句言わないの!」
「お母さんだって一生懸命作ってるんだよ!作った人に失礼だよ。」
挙句の果てに、
「そんなに言うなら、食べなくていい!」
って言いたくなります。
いや、実際、言っちゃう(苦笑)。
いそがしい中で一生懸命作って、
魚いやがるから、食べてもらえるように工夫して、
お腹空いているだろうから急いで作って、
なのに、こんなこと言われると、つい、いらっとするわけです。
どんな日常の中で、思い直し、NHAを意識できた日もあります。
その日は、魚メニュー。
娘:「ええーっ!また魚!?」
私:淡々と、「ご飯に文句は言いません。席についてね。」
娘:時間をかけて、ぶつぶつ言いながらも、渋々席につく。
食べている最中、文句言っていた魚を、ちびりちびり食べている娘。その瞬間!
私:「いやだって言っていたけど、魚、食べられているね!」と承認。
しばらくして、魚が4分の1減ったことに気づく。その瞬間!
私:「すごい!さっきより、魚が減っているよ。食べてるんだね。うれしいな。」と承認。
の繰り返しでした。
またある日。
私:「ご飯だよー。」
娘:時間をかけて席につく。
いただきまーす。
娘:食べ始める。
私:(あれ?何かいつもと違うな。ああそうだ、文句言わなかった!)
と気づいたその瞬間!
私:「今日、文句言わなかったねー!お母さん、すごくうれしい!」と承認。
よくやる私の反応と、NHAを意識できた時の私の反応の違い、
伝わりましたか?
私は、ついネガティブな娘の言動に反応してしまいます。
NHAを使った時は、ネガティブには反応せず、娘のできていることに反応しています。
ここが、NHAの大きな特色です。
ご飯に文句を言わなかった
魚を食べた
って、一見、当たり前のこと、やって当然のことに思えるかもしれません。
でも、ここには、
娘の素晴らしさを見ることができるのです。
彼女の中で、様々な力が育っていることに気づけるのです。
・嫌いなものを少しでも食べようと努力する力。
・栄養のバランスをとるために、嫌いなものも食べる、健康に気を付けられる力。
・苦手なことに自分から挑戦する力。
・どんなメニューでも、受け入れる受容力。
・作った人を尊重する力。
これは、NHAを使った生活の一場面にすぎません。
とはいえ、つい「”いつもの”お母さん」をやっちゃう毎日であります。
さて、ここまで読んで、
だけどさ、これは、ほめて育てるってことでしょ?
と思ったあなた!
そうですね。似てますよね。
で・も、
NHAはほめて育てる子育てではありません。
これについては、こちらの投稿記事をお読みくださいませ。
→「ほめない子育てNHA」