NEW!! 新しいことをやめるか続けるか、の分岐点で。
新しいことをやめるか続けるか、の分岐点で。
娘が、最近新しく運動を始めた。
知り合いが一人もいない運動教室だ。
女の子の人数が圧倒的に少ない。
この環境に入っていけるようになるまでの彼女の道のりは次回に・・・。
結構大変でした(^_^;)
娘が加入してから2か月経った頃、コーチが女の子を集めて話をした。
今までは試合に出られる人数がいなかったけれど、出られる人数になったから大会に参加しようと思う。がんばろうね。
というような内容だったそうだ。
つまり、娘が入ったことで定員に達し、女の子のチームも試合に出ることが可能になったということ。
この話があってからしばらく経って気づいた。
コーチが試合の話をするまで、誰一人、娘や私に対して「入ってね。」「辞めないでね。」ということを言わなかった。
これで女の子も大会に出られる、ということには気づいていたと思う。
だからこそ、このチャンスを逃したくないという気もちも出てきただろう。
「この教室はいいよ」とか「楽しいよ!」と盛り上げたり、「うまいね!」とその気にさせることもできたと思う。
でも、そうはせずに、普段通りの教室内容で、いつも通りの接し方だった。
そこから分かるのは、大人も子どもも、みなさんが、娘の意思を大切にしてくれたということ。
この教室を続けるかどうかは娘が決めること。娘が決めるまで待ってくれたということだ。
本当に、このスポーツをやるかどうか、その決断の行く末を見守ってくれたということだ。
それは、子どもといえど、一人の人間として尊重することができる方々なのだということだと感じる。
そして、大会が全てだと思っていないことも感じる。
大会に出てどれだけの成績を残せるかに全ての価値を置いているのだとしたら、加入を促す言動があったと思う。
そこではなく、別のところにも価値を見出せる方々だということが分かる。
こだわらず、その時を柔軟に受け止めることのできる方々なのだ、と感じた。
みなさんのおかげで、娘は、自分の意思で加入・継続を決めることができた。
何かを始める、何かを続けることを、自分の責任で選ぶことができた。
ありがたいなあ、と思えた。
おまけ
私にとっても誰一人、知り合いのいない教室。2か月の間、心の中で様々に葛藤もあった。この感謝までいきつけた自分。がんばったなあ、と思う。見方を変えることができました。