見方を変え、承認する -不登校の子をもつ親

見方を変え、承認する -不登校の子をもつ親

不登校の子をもつお母さん、お父さんは、どんな状況にあるのでしょうか?

大変なんじゃない?
辛いよね。
うちの子、不登校になった事ないから、正直分からない。

そう、人は、例え似ているように見える人でも、全く同じということはありません。
だから、その人の状況を完全に理解することはできない。

でも、想像し、共感することはできるのではないでしょうか。

子どもが不登校になったことによって・・・、

自分自身の生活状況が変わらざるを得なくなった辛さ。
仕事をしているならば、仕事や働き方の調整。

子どもが一日中家にいるという、しんどさ。
自分の中にあふれてくる子どもの将来への不安や悩み。誰かにぶつけたくなる怒り、不満。こういった様々な感情に対峙する大変さ。
同じクラスや学年の子の親への遠慮、引け目。
誰にも相談できない、誰に相談すればいいのだろう?という孤独。
不登校を何とかしようと尋ねた先々の人々に、一から説明する疲れ。

こういう状況の中で、

もしかしたら、不登校を何とかしようと訪ね歩いた先で、言われた言葉に傷ついているかもしれません。
家族や友人知人、同僚から言われた言葉に、傷ついているかもしれません。

これらの人々は、傷つけるつもりで言ったわけではないでしょう。おそらく、励まそう、力になろう、知恵を貸そう、という思いで言葉を伝えているのでしょう。

「そんなの、大丈夫だよ。」
「無理やりにでも行かせたら、行くようになったから、やってみて。」
「お母さんが、もっとこうすればいいんだよ。」

もし、自分の思い込みや価値観を手放し、ありのままのその人を見たら、どうでしょうか?
もし、相手の話を共感的に聴き、相手の置かれている状況を受けとめられたら、どうでしょうか?

どれだけ、お母さんやお父さんが大変な思いをしながらがんばっているか、見えてくると思います。
その中で、その人の本当に素晴らしい所が、見えてくると思います。

見方を変えることで、反応が変わります。

それは、不登校のお子さんをもつ、お母さん・お父さんご自身にも当てはまります。

ご自身が、どれだけがんばっているか。どれだけお子さんのためにできる限りをやっているか。その本質を自分自身が感じ、承認できたら、新しい一歩へとつながると思います。

NHAは、子どもに対してだけではなく、大人、自分自身にも使えるアプローチです。
難しさも含めたありのままの自分を承認し、自信を育てていきます。

「不登校のためのNHA」一か月コースについては、こちらをご覧ください。

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