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NHAを子育てに使う良さ
NHAを子育てに!とおすすめする理由は、3つあります。
①子育ての指針となる
②自然に自己肯定感が育つ
③親が楽になる
どういうことでしょうか?具体的にご説明していきます。
①子育ての指針となる
NHAは、「こういう時は、このように声をかけましょう。」「子どもがこうなったら、大人はこうしましょう。」というような、場面に即した方法論や解決策ではありません。
NHAには、「3つの宣言™」という基本のステップがあります。
NHA3つの宣言
第1の宣言 絶対にNo!
第2の宣言 絶対にYes!
第3の宣言 絶対にClear!
いつでも、どんな時でも、子どもが何歳でも、この3つの宣言に沿って自分のあり方を考えます。
例えば・・・、
子どもが何かいいことをして、「うわあ!すごくうれしい。」と喜んだ時は、3つの宣言に沿って子どもを見つめることで、その成功の中にある、子どもの真の素晴らしさに気づくことができます。
子どもが問題を起こしたり、失敗をしたりした時は、問題や失敗に親が意識を向け過ぎず、子どもが自分をリセットして、問題の責任を取ろうと一歩踏み出していく姿をお祝いすることができます。
親が、「こういう時、どうしたらいいんだろう!?」と悩んだ時は、3つの宣言に沿って考えることで、また一歩踏み出すことができます。
子育てをしていると、色々な事が起こります。いい時も困る時も、自分の中の指針として持っていられる安心感があります。
②自然に自己肯定感が育つ
自己肯定感と聞くと、何かすごく大きな成功を経験しなければ育たないイメージがあるかもしれません。
また、子どもには絶対に自己肯定感を育てないとならない!と思い、大人が苦しい思いをすることもあるかもしれません。
NHAでは、親が一生懸命になって子どもの自己肯定感を育てることは、しません。
NHAをやっているうちに、自然な流れで自己肯定感が育っている、というイメージです。
NHAでは、子どもの素晴らしさ・輝きを、毎瞬、毎瞬のように、切り取っていきます。
問題行動や失敗した場面でも、その子の輝きに意識を向け、伝えていきます。
子どもは、
親がどんな時でも自分の良さを見てくれる、
悪いことをしたら「リセット」となるけれど、
最善の方向へ動き出そうとする自分の輝きをまたちゃんと見てくれる、ということを感じます。
そして、自分でも自分の良さに気づけるようになると共に、最善の方向へ動こうとする自制心(自分をコントロールする力)を身につけていきます。
これが、結果的に自己肯定感につながるのです。
③親が楽になる
この自己肯定感は、実は子どもだけではなく、親にも育ちます。
子育てをしていると、あなたの周りの人々から、様々な声が聞こえてくるでしょう。
時には、
「あなたの子育ては間違っている。」
「子どもがこんなことをするのは、あなたのせい。」
と、自分を否定されたように思える時もあるかもしれません。
そう、親だって色々ありますよね。
イライラすることも、怒鳴りたくなることも、落ち込むことも、情けなくなることも・・・。
それは自然な事です。
NHAでは、
その感情を自分自身が受けとめ、寄り添うこと。
落ち着いたら、今の瞬間の自分の素晴らしさに意識を向けていくこと。
これはやってはいけない、ということはちゃんとルールを引くこと。
をしていきます。
怒っちゃったけど、今はもう怒り続けていない。
今、夕飯の準備に取り掛かれている。
先生に言われた子どもの成績の話が頭の中をぐるぐるしているけれど、気づく度、考えるのは止め、と思えている。
こうやって、自分もがんばっていることに、本当の意味で気づいていくことができます。
また、この過程で、自分の中にある期待のハードルや必要のない思い込みを手放していくことができると、
子育てが楽になったなあ。
ああ、なんか楽しいなあ。
という感覚がもてるようになります。